設計監理料(設計報酬額)
設計事務所に依頼すると設計監理料が余分にかかるような印象はありますが、 本当にそうでしょうか? 設計・監理料は一般的な事務所で全工事費の10%を標準としている場合が多いようですが、 当設計事務所では全工事費の6%~10%となっております。 構造や規模により異なりますが目安としてください。 全ての工事金額が1,800万円以下の場合、 全工事費の10% が目安となります。 全ての工事金額が2,000万円以下の場合、 全工事費の 9% が目安となります。 全ての工事金額が2,500万円以下の場合、 全工事費の 8% が目安となります。 全ての工事金額が3,000万円以下の場合、 全工事費の 8% が目安となります。 全ての工事金額が3,000万円以上の場合、 全工事費の 7% が目安となります。 全ての工事金額が5,000万円以上の場合、 全工事費の 6% が目安となります。 設計・監理料は建設通省告示1206号に基づいて算定することになっています。 別途払うのが嫌な場合、工事費に含めることもできます。 この場合、明確に見積書に設計監理費として計上されているので安心です。 設計事務所が設計をすると高くなるとか、「設計料分のお金があればもっといいキッチンが入る」「設計料の金額分家が小さくなってしまう」そんな感覚を持っている方も多いようです。 しかし、 自分だけのオリジナルデザイン + 様々な部分でローコスト。 トータルで見ると決して高いものではありません! 一部のメーカー場合、設計料はかからないとか、「設計はサービスです。」と営業マンがセールストークに使っています。 おかしいと思いませんか?図面を描いたりデータを入力するのは誰ですか?形にするためには何人もの人達が関わります。 「サービスです」といっても、たくさんの人が動くわけです。 それではこのお金はどこから出ると思いますか?工事費の中に他の名目で上乗せされているとするのが正しいでしょう。 設計料も見積もりの中に潜んでいます。それを誤魔化すために構造材の品質を落としたり見えない部分でコストを下げる場合があるので注意が必要です。 設計費は委託・人件費ですので当初から話し合いで希望予算を決めておけば、安心して設計・工事監理を依頼できます。そのうえ、不必要な経費をカットした工事費で請負契約をして、完全な施工を実施していただくのです。 営業マンの多額な報酬、会社の広告・宣伝費などに使われてしまう費用を支払うくらいなら自分の家に最大限にお金をかけたいですね。 不必要な経費をカットした工事費 + 設計監理料 = 経済的で高品質な建物 設計は3次元の世界です。基本設計では2~3枚の図面ですが、実際の設計では設計図が20枚~30枚必要になります。 監理とは現場で手抜き工事や不備が起こらないようにしたり、施工業社と現場で何度も打合せしたりします。 設計監理とは目に見えにくいものなので理解し難い費用かもしれませんが、設計監理料は適切な業務を果たすための適切な費用であるとご理解できれば幸いです。 |